いつの間にかまた日が暮れた。
電話したりメールしたりちょこまかずっと何かをしていても、気がつけば引きこもっていたことになる。
それは桜にも気が付かないはずだと思う。でもそれは桜にそこまで興味はないからか。でも、見れば綺麗だと思う。
春になるまですっかり忘れているのに桜からしたら勝手な話だろうな、とも思う。そんなことを考えたりするのは引きこもっているからだろう。
妙な感じの日々が続く。
制作の場所が基本的にデスク周りで済むようになってきた。必要なスペースが年々縮小してゆく。
身一つで何にも持ってなかったら何をするんだろうな、そもそも何かするのかな、とよく考えていた。
画材やパソコンがなければしばらくは何にもしないかもしれない。ただでさえ興味を引かれるものが少ない。
でも、しばらくしたら、何か始めそうな気もする。
という感覚で、毎回作品に臨みたい。
惰性じゃなく、ルーティーンでもなく、必然だったら、それをする。そうじゃなくなったら、また立ち止まり考える。