京都からの帰り道の新幹線です。
一人先に、帰途につきました。今朝は本当に久しぶりに、よく寝た、、、という感覚で目が覚めた気がします。
昨日は展覧会初日だったのですが、東京や岡山県の犬島、または滋賀県や大阪、京都市内からの知人達が訪れてくれて、良い時間を
過ごすことができました。夕方からはオープニングイベントとして、ダンサーの小山さんによるパフォーマンスが行われたのですが、
自作のある空間でのパフォーマンスを見るのは初めてで、すごく新鮮な視点を得ることができた経験でした。
なんか妙な表現ではあるのだけれど、不覚にも少し泣きそうになりました。情けないので黙ってたけど。
京都に行くたびに泊めさせていただいていた友人もお子さんを連れてきてくれていたのですが、その子はパフォーマンスを終始じっと見つめ、
イベント終了後、おもむろに私の作品の前で20分くらい夢中でダンサーの方の真似をしていました。
私の作品もパフォーマンスも、「よくわからない」と言いつつ、自分で「ああそうか」とか「こういうこと?」と独り言を言いながら考え、
私に対して答えを求めるでもなく長時間向き合ってくれている姿を見ることができたのは、持ち帰りたい良い収穫でした。
展覧会や自作への考える必要のある課題は、正直なところ山積しています。
それは今日からまたしっかり向き合うべき自分への宿題として、取り組んで行きます。
わからないことばかり。
ただ、なんでも理解の遅い自分にもわかることがあります。
制作活動を行うにあたり、沢山の人達に支えられているんだということを再認識しました。
展覧会が続く中で不安定になりがちな状態を、特に期待やプレッシャーをかけてくるわけでもなく、ただ、やるべきことをやれるところ(以上)まで
やるだけと言ってくれ、時には厳しい意見を言いつつも細かいところで常に近くにいても離れていても気遣いをくれた人達に、
ずっと支えてもらっていたのだということを感じる日々でした。度々様子を気にしてくれた友人達にも。
並走して走り続ける展覧会企画者達と共に、残りの会期も考えることを止めることなく取り組んでいこうと思います。