今日で「最終日」を迎える個展会場にこれから向かいます。
3月20日にオープンして3日だけ開いて、その後は閉じるという選択になってしまった展覧会。
先週末に再オープンするまで、約3ヶ月。
その間、作者とともに足を運んだり、一人で会場に一日篭って撮影をしたりしていました。
思いがけず、奇妙な変遷を辿ることになった展覧会。
作者では無いけど、付かず離れずな距離で向き合ってきたので今日は少し特別なような気もします。
昨夜は会場に来てくれた友人と、久しぶりのご飯をたべました。
ドアを開け放しているのはコロナに関係なく年中で、客席も元から少なく。テイクアウトもずっとやっている。
2018年の展示の時から良くテイクアウトしたり食べに行っていた小さな韓国料理。21時半くらいで終わりなのですが、
くるくるとお客さんが入れ替わり、繁盛してました。
友人と好きな店でご飯を食べながらの近況報告や、今までと変わらずいろんなこと話す。
そんなことがすごく特別に思えます。
いろんなことの捉え方が変わったように思うこの数ヶ月。見ないふりしていたことも沢山あることに気がつくことも多かったようです。
数ヶ月ぶりに会えた友人とは、話し出せば昨日も会ってたみたいに楽しくなるけど、
確実にこの数ヶ月は存在していて、大きく沢山のことを変え続けています。
それを、不意に訪れたヌメッとした日常で覆い隠し、忘れてしまわないように。
空き続けていた風穴が閉じてしまった後も、元には戻ることのないように。