今夜は少し寒くて月も綺麗だったので、気分転換のために夜桜でも見ながら少し遠回りして帰ろうと
駅に降りてから家とはちょっと離れた方向に向かって歩き出した。
もうすぐ満月だからか月明かりが強くて、夜だけど影が落ちた。そんな日に夜歩くのは楽しい。
遠回りするときのお気に入りのコースがあるので、その道を歩いていくと小学校がある。
なんでかわからないけど、校庭の隅の小さな木戸がいつも開いているので、
本当はダメなのかもしれないけどたまに校庭のなかに入ってボーッとするのが気持ち良い。
今夜もやっぱり開いていたから、人が通らないのを確認してからこっそり少しだけ入ってみた。
昼間見るのと違う、余計なものがみえないだだっ広い空間。
月明かりで薄明るい校庭に、遊具や木々の影が落ちる。
向こうの方に駅前の高い建物(田舎駅だけど、周りよりその辺がちょっと高いのです)の明かりも見えるそこからの風景が
とても気に入っていて、しばらくまたボーッとしてきた。勇気がないので、校庭の真ん中には行かず、誰もいないのに隅っこの方で。
今日は一日色々思ったり、お腹が痛かったりもしたけど、なんだかどうでも良くなった。
寒すぎもせず、暑くもなく、な季節で(花粉はまだあるけど)永遠にそこに居れそうだったけど、お腹が減ったから帰ってきた。
というなんでもない夜の散歩の日記。