急に思い出したので。だらだら散文。
中学生の頃、多分、当時の生きている時間をほとんど費やしていた部活動。
朝から晩まで、休みも30日に半日くらいしかなくて、とにかくひたすらに真面目に取り組んでいた。
毎日、気持ち悪くなるくらい走って、何かを怒られていた。全ては多分試合の勝利のためだったのだろう。
(他にもチームワーク育成とか色々建前はあるかもしれないけれど。)
だけど、大切な時期の大切な試合の決勝戦で我がチームは負けた。確か、あんまり惜しくもない結果で。
悔しいとか、悲しいとかの前に、びっくりした。あんなに願って、あんなに一生懸命取り組んできたのに、
負けた事にびっくりした。こんなことがあっていいのか、、、とか位に思っていたような気もする。
ひとしきりびっくりしたあと、悲しくなったのか、試合会場からわざわざ送迎してくれた家族の車が自宅の駐車場に着いても
降りず、車の中で一人でめそめそ泣いていたのを覚えている。
でも、しばらくしても特に誰も様子を見にこないし、お腹も減ったし、もう涙も出ない。でも感情は収まらない。
とりあえず車から降りてみたら、いつもの自宅の駐車場で、時間もワープもしてないし巻き戻ってもいない。
ただ普通に30分ほど経過していただけだった。
ちょっと立ちすくんで、そうか、こういうことか…と、何かに妙に納得して、普通に家に入った。
何にどう納得したのかは多分、いまの私には記憶に捻じ曲げた余分なものがくっついてきてその時のそのままの気持ちは
思い出すことはできない。
解消もしなければ、解決もしなかった。そういうことだった。その時の夜ご飯は、なんのメニューだったんだろう。
多分普通にたいらげたのだろう。試合で体力を使っていただろうし。
負けてもご飯はご飯。
駐車場は駐車場。車のシートの匂いも変わらず。
でもちょっとだけ何か変わったように感じた。良いとか悪いとかではなくて、少し変わった気がした。
未だそれは言葉にはならない。
さあ、今夜も夜行バス。