On the 25th vol.2
2020.2.8-2.10
in kyoto
一人で泊まるツインの部屋は広く、持て余した。
マグネットは磁力が強すぎて、取るのも仕舞うのも一苦労。
A3サイズは思ったよりも大きく、リュックに入らなかった。
風が吹くたびに動くそれは、形を保ってくれもしない。
ぼんやりと見つめる先に、ペラペラとはためく紙片。
いつの間にか追いかけているのはこちら側となり、
少し先で、見つめ返されているようにすら思う。
埋まらない距離を保ったまま、レンズの向こうのペラペラを見つめ続ける。
風が吹き、雪が舞う寒い日の出来事。
2020.2.25