ちょうど10年前の今頃も、3月の21日から始まる個展の準備をしていたなあと思い出しました。
計画停電で信号も止まってしまう中で、画廊の壁を塗るペンキを助っ人に買い出しに行ってもらったこと、
ガソリンが不安視される中でも快く搬入を引き受けてくれ、逆に勇気つけてくれた赤帽のおじさんのこと、
暗い空気の中、展示に足を運んでくれた人たちのこと、当時も展示なんてやっていいのだろうかと最後まで悩み続けていたことを思い出しました。
良かったのか悪かったのかは正直わからなかったです。でも、やることを自分で選んだことは忘れないようにしようと思っていました。
10年経って、違う状況ではあるけれど今回の現状でどう動くべきなのかは正直よくわからなかったです。
でも、やっぱりやることを自分で選んだことは忘れないようにしようと思います。
自分で言うのもなんですが、変化にものすごく弱いと感じています。そして、遅い。
だけど、はっきりとわかりやすい形ではなくとも、必然を感じる速度で変化し続けてけるよう焦らず考えと向き合っていければと。
なんてことを、オープン前の落ち着かない心持ちで考える今日この頃です。