少しだけ、断片のそのまた断片のようなものが芽生える。 あ、と思って書き起こそうとしたときにはもう消えていく過程にあるような気がしてしまうから、書きなぐるようにして残す。 それもまた明日には大部分は遠のいていくものだとしても、そうして少しずつその残骸が残り、何かになるかもしれなかったり ならなかったりするかもしれないことが蓄積していく。 まだまだ涼しめなアトリエにての夜。