桜はやっぱり、綺麗だった。他の木々も綺麗だったし、桜も、綺麗だった。
その綺麗さについて色々思ったけど、最終的に残った言葉はそれだった。
白い紙の白さについてぐるぐると考えた末に、いろんなこと一旦置いといて、その白い紙をただ眺めること。
その時に浮かぶ言葉を覚えておくこと。
事象の意義を思い、それを疑い、再考して意味づけを行うことに囚われて、そのものをただ眺めた時に
思ったことや、わからなさを奥深くに押し込めていくことが多い。
最初からそれを表に出すこともできるのかもしれない。それもきっと素敵だ。
けれど、奥深くに押し込めていたことを自覚した時に再度、ただ眺める時間に出会い出てきたそれは、
少し違う形で素敵で、わからないなのかもしれない。
ふと見渡すと、私の周りは全てが綺麗で、わからないようだ。
それはとても素敵だ。
なんていう晴れて風の強い火曜日の午前中の散文。