角度を変えて観察する事で、表面に現れる機会のない裏側にも考えを巡らすことができるとして。
考えを巡らせたところで、表面が何も変わっては見えないのかもしれないけれど、多分何かしら違う。
言葉にしても何にしても、表面に出てくるものとその裏側にあるもののやり取りは、いつまで経ってもなかなか上手くはできない。
でもやっぱり、諦めて裏側をみんな表に出す事は違う様な気もしている。
そうしたらぺらぺらの表側が増えるだけの様な。
まあ、ぺらぺらのひろーい表側も想像すると悪くはない光景なのだけれど。
でも裏側を失ったら表も消え去るのかと思うとやっぱり諦めきれない、見える事がなくても無くせない裏側。
今日は冬の様に寒いので、とりあえずは沢山着込むアトリエの夜。
雨がよく降る。