眠い朝。（でも言うほど眠く無い。）
京都まで来て、全国チェーンのカフェに迷わず入店し、コーヒーを飲みつつ、充電。
通勤時間帯の歩道に面した席で、道ゆく人を眺めるのも、夜行バス明けの頭でぼーっとしているからか、いつになく妙な気持ちです。
なぜ私は私でしかなくて、あの道ゆく人々にはなれないのだろう。自分が自分である自覚も大して無いのに、不思議でしょうがない。
2月頭に終わった展覧会の後、ちょうど仕事の予定もあいたので、4月から始まる展覧会に向けて半ば無理やり頭を切り替えようと
急遽、京都に来てみました。場所が変われば何か見つかるなんて単純な問題ではないので
無計画にも程があるのですが、そんな感じで滑り出してどこにたどり着くのかみてみようと思います。
それくらいの勢いがないと、超慎重派の私は多分同じ枠の中で動き続ける自分に気がつけなそうだから、この２ヶ月半は少し自分に揺さぶりを
かけていこうと思うのです。
それでも枠の形が変わらなかったとしても、それを自覚するのとしないのとでは大きな差があるはずだと。
私は私の枠の中から道ゆくあの人にはなれないけれど、その隔たりだけは感じることができるはず。
そしてその隔たりの形について思いを巡らすことはできるはず。
